MELMO

いのちの声 こころの詩

冷たい柵

痛みに鈍くなるのは
限界を越えて自分を守る時
冷たくなった手のひらに
積もる雪のように
冷たい柵の隙間から伸ばした手に
無条件の愛を
優しさを
ぬくもりを
私にも
欲しかったけど掴めなかったもの

たとえうさぎじゃなくても
さみしいと死んでしまう人の心も
何処から何から私を守れば
守りきれるの
冷たい柵の隙間から伸ばした手に
無条件の愛を
優しさを
ぬくもりを
私にも私にも
欲しかったけど掴めなかったもの

冷たい柵の隙間から伸ばした手に
無条件の愛を
優しさを
ぬくもりを
私にも
欲しかったもの触れたかったもの
欲しかったけど掴めなかったもの