MELMO

いのちの声 こころの詩

人は時に
さみしさの隙間を
気づかずさみしいもので埋めてしまう

人は時に
かなしみの抜け道から
もっとかなしい場所へ向かってしまう

人はよわくてよわくて よわくていいんです

一番手に入らないものを
諦めきれないとき
人は人から離れた渦の中
それでもどうにか人は
一日の終わりをこうして待つのです

人は誰でも絶望のかなたに
小さな花をさがしだす
人は誰でも苦しみの果てに
じぶんの青空をみつける

消したくても消せない過去は
そっとしておいてあげましょう

それでもやりきれなさが残るのが
人というものなのでしょう