MELMO

いのちの声 こころの詩

神様のロープ

天から伸びてる一本のロープを
私は必死に掴んでる
神様はロープを揺らして
私がどれだけ頑張れるか試してる
もう力も尽きて片手を離したら
神様は手を止めたけど
強風と豪雨でロープは激しく揺れ続けた
いつでも手は離せるけど
私は何故だか掴んでいる
破滅に向かう自分との闘いには
疲れ果てているのに
神様がいくつもの試練を
私に与えてくださるのは
意味があるとは解ってはいるけど
手のひらのまめは潰れて
ロープを真っ赤に染める程
私は罪深いから
振り落とされると言われてた
だけど私が何度も
振り落とされる寸前に来ても
そのロープを離さずに生き延びているのは
かすかに響いている神様の声を
信じたり疑ったり迷いながら
空を見上げているからかもしれない

「生きててよかったって日が来るから」